指針の違う業者とはつき合えない
長い付き合いの業者を変えたことがあった。
いろいろあって、最終決断の理由は、その業者が美容師が出してる技術のDVDをコピーしてスタッフに渡してたのを見たからだ。
それも、一枚や二枚じゃなく、20枚以上!
その中に私がその業者から1年前に正式な料金で買ったDVDも含まれていた。
美容師同士がコピーし合うならまだしも。
スタッフにそれは犯罪だ!と夕礼で言った。
「もし、私が将来自分が長年試行錯誤してできた成果をDVDにしたら、あの人はきっとコピーして美容室にばらまくと思う。!あなたたちがDVDを出してもそうです。たぶんチラシも取っていって他店に見せる。気に入られるためになんでもする。」
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そして取引辞めると伝えたら、社長が来たりなんども社員が訪れて割引交渉になっていった。辞める理由は、別のメーカーの薬を使いたいとだけ言ったので。
値段が思いっきり下がったので逆にびっくりして、よけい信頼できなくなった。
材料を安く仕入れる努力をするのは企業として当たり前だけど、値段だけじゃないんですよね。
対抗馬にした別の業者社員Aさん
店長の中山が両者の間で、交渉をしてくれた。
私「それで、どうなってる?」
中山「元の業者のほうが安いですけど、Aさんから取りたいと僕は思います。
なんか指針が違うんです。」
私「もう一回言うて?」
中山「指針が違うんです。指針が同じじゃないと・・・・」
(しゃべりは下手だけど、ゆっくりしゃべると私よりボキャブラリーの多い中山)
私「あ〜すっきりした。指針ね、指針が違う!」
後日Aさんが私のところへ来て
「このたびはありがとうございます。うちはこの料金でしかお取り引きできませんが、その分、ぜったい当社を選んでよかったっと思ってもらえるよにします。」
2、3年ちますが、Aさんを選択してよかった!と思ってます。 今のところ(笑)
逆に自店に置き換えて怖いのが、10年以上の付き合いの間に(数名の営業マンが変わって)築き上げてきた信頼は、その一人の営業マンの言動で失ってしまう。
しかし、前回のつづきと書いた意味は、
最初から完璧な人間はいない、完璧な企業も無い!と割り切って、素直に認め。自立に向け、日々スタッフ教育して自分も成長しインテグリティになるしかない。
真っ向勝負なら、恐れる事もない!
「自立した人が自立した組織を作る」