黄金のUSP 「アップルのUSPはコミュニティー」
2011年にモレスキンという大好きな文具メーカーの、ソフトカバータイプの大きなノートを2冊買った。そのノートの一冊は経営の勉強ノート、もう一冊はマインドノート考え方や思った事を書くノートにした。
それが今やブラックボックスならぬ、私の大切な智慧の固まりブラックノートになった。
2012年の1月、色んな企業のUSPを調べていた。
『USPとは』からノートは始まっている。
ユニーク セリング プロボジション
・ユニーク(独特、珍しい、独自の)
・セリング(売り、売れる)
・プロボジション(購買を促進するための潜在的なメッセージ)
※プロポジションは直接言葉で消費者に伝えるのではなく、マーケティングを通じて間接的に伝わるもの。
USPは50年前にできた言葉で、この言葉を始めて使ったのはロッサー・リーブスと言う人で有名広告業者らしい。
例)
- ソニーのUSP
「進化」ソニーの製品を使う事によって自分が一歩先に進んでいる
↑このイメージを顧客に与えたい。確かにそうでした。スマートな感じです。
- カルティエのUSP
「女豹」メヒョウ
カルティエも確かにそんな感じ。
- パージニアスリム(タバコ)
「寂しい時にあなたのそばに一本」
わかるな〜このイメージ。昔CMで小林麻美?女優さんがウイスキーを飲みながら、たしかこの言葉直接言ってなかったっけ??聞いた気がする。USPは言葉にしない、イメージなんじゃ?ま、いいか。
★USPはシンプルでなければならない。USPは独自の提案(他社にはない)
- アーベインのUSPは
「洗練美」ありのままの美しさを感じてください。
素肌、地肌、髪質、素材美を美しくしたいのです。
アーベインUrBANEはフランス語で「洗練された」です。
※洗練(不用なものや不純なものを省いて、より優れたものへと磨き上げること。都会的でしゃれていること。)
ここで、本題の登場です。
アップルのUSPは「コミュニティー」なんです。
このノートを書いた時は、え?どういうこと?
スティーブジョブスならもっとカッコいい、わ==っと驚くUSPだろ!と思いました。
そして、今2013年5月、あらためてジョブスのすごさを実感、私が時代の先が見えてなかったのか、無知でした。
近年マーケティングの姿勢自体がガラッと変わってきました。
(数年前まで) 知らせる→買わせる→囲い込む
(最近から未来)知ってもらう→買ってもらう→ファンになってもらう
これってまさしくコミュニティー作りなんですね
売り場が終点ではなく、買い場が起点の発想もそうです。
「知ってもらって、買ってもらいながら、ファンになってもらう」
まさしく私がコアファンです!20年来のアップル信者です。
昔からアップルファンどうしは、親近感があります。それだけですぐ仲良しになれました。「この良さが分かるんだ〜この人!同じだ〜。」って感じです。
今まさにコミュニティーの時代です。そのコミュニティーにこそバリュー(価値)があるのです。
snsなんて、まさにコミュニティーですね。
さすがアップル。